2015年5月15日

レトロモダンを描く染めの技 ~型友禅~

みずみずしい若葉がまぶしい季節になりました。

三条大橋から四条、五条にかけて街歩きを楽しむ方や、鴨川をお散歩される方の中にはきもの姿も見受けられ、嬉しいものだなぁと頬を緩ませております。

 

ということで、今日は気軽にきもので出かけたい、という方におすすめのきもののお話をいたしましょう。

 

今までの「はんなりLab.」でご紹介してきたのは、手描きの友禅染めのお話でした。

ですが、ふだん着にするには少しもったいない、と思われる方も多いでしょう。

 

そこで最近カジュアルにきものをお召になる方や、若い方にも人気なのが総柄のきもの。これは、手描きとは違い、図案をもとにした型友禅と呼ばれる技法で作られています。

 

手描き友禅の「糊置き」の前に、「型彫り」と呼ばれる工程があり、あらかじめ作られていた図案を布地にトレースしていきます。

手描き友禅が絵画だとしたら、型友禅は版画といったところでしょうか。

ですので、柄も鮫小紋や更紗柄、ドット柄など、連続性のあるものが多いですね。

同じ柄を何枚も作ることができるので、すこしお値段もお手頃になるのですよ。うちの商品も半分は型友禅で作っています。

 

型は古くから伝わるものでも、染め色次第でポップなきものや、モダンなきものに仕上がるのも型友禅の魅力。

お気に入りの帯とコーディネートして京の裏路地をそぞろ歩く・・・なんていうのも、心浮き立つ休日の予感です。

 

来月は、先日東京の講演会でお話したことをお伝えしたいなと思っております。

 

お楽しみに!

 

posted by hishiken at 11:41 | はんなり研究 |

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