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- はんなりLab.
アメリカ・ロサンゼルスの学会のこと。
毎朝の天気予報を見ては衝撃を受けていた、京都の暑い暑い夏も終わり、ようよう一息つける気候となりました。
さて、前回に引き続き、国際学会に参加した時のお話をさせてください。
8月の2日~7日にかけて、アメリカ・ロサンゼルスで開催されておりました、HCII2015(Human-Computer Interaction International:人間工学国際学会)に参加してまいりました。
私の発表は、京友禅で加飾した強化プラスチックの光の透過性実験に関するものでした。
何のことかさっぱりですよね(笑)
こちらは、次回ゆっくりお話しさせていただきます。
今回の学会では、初めてセッションの座長も仰せつかりました。
わけあって急な代役で、使い慣れない英語での司会進行。大汗をかきましたが、いい経験をさせてもらえました。
期間中、お聞かせいただいた他の方の発表もずいぶん興味深いものでした。
人間の行動に関する研究者が集まっておりますので、かなり幅広いジャンルの方が集まってこられております。
近年多いのは、介護関係の発表でしょうか。
日本だけでなく、多くの国でこれから超高齢化社会を迎えます。ですので介護の現場や介護ロボットの開発などに生かそうと、多くの方が研究されています。
また興味深かったのは、京都工芸繊維大学の同じ研究室で活動している方の発表。
茶道のお点前を人間工学的な見地からアプローチするという取り組みで、プロ、セミプロ、素人の被験者に点てていただいたお茶の見た目と味の評価は、腕前に比例するという発表でした。
実は私も被験者として実験に参加したのですが、当たり前ですがプロの方のお茶は違います。
きめ細やかな泡が美しく椀の中に並び、お味もクリーミーでとってもまろやか。
公開調査の裏付けとして、プロの方のお点前、中でも手首使いなどに着目して人間工学的に検証されておりました。
私の点てたお茶が最下位だったことは言うまでもなく…。
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さいごに、束の間の休息のこと。研究会と時差ボケでぐったりした体をタクシーに押し込め、
ロサンゼルス・エンゼルスのホームスタジアム、THE LOS ANGELES ANGELS OF ANAHEIMで初のメジャーリーグ観戦へ!
対オリオールズの試合を見てきました。
日本の野球はみんなで一緒に大声援を送るのが一般的かもしれませんが、アメリカでは、それぞれがとてもリラックスして観戦するスタイルのようですね。
ぼんやりしているわけではないのですよ。観客席との間にネットやフェンスがあまりないので、試合をしっかり見ていないと、ファウルボールがばんばん飛んできて当たってしまうこともあるんだとか。
おかげさまで試合はとても見やすく、迫力あるシーンを見させていただきました。
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さて、来月は今回発表した強化プラスチックと友禅染のコラボレーションについてお話ししましょう。
友禅の新しい可能性について、私たちが数年前からあたためてきた研究です。
お楽しみに!