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2021年12月17日
あふれる気品…正倉院唐草文様のきもの
おいでやす。
菱健の古川でございます。
商品コラムでは、弊社の季節のおすすめのきものをご紹介してまいります。
今回は菱健が大変得意としております、正倉院宝物柄を生かしたきものをご紹介します。
- 正倉院唐草七宝霞取訪問着
菱健の定番柄を、久々に染めました。前身ごろから後ろにたなびくボカシの中に、唐草を白く染め抜いております。霞には七宝のあしらい、正統派な慶事の正装としてお使いいただけます。帯はもちろん、金の袋帯で。七五三に入学式、卒業式、初釜やさまざまなお茶会と、きっと再開されゆく行事に向けたきものです。
- 正倉院唐草附下
正倉院唐草を前身ごろから後ろ姿へ流れるように配置した、着姿の美しいきものです。古典柄ですが、白揚げの中にアクセントカラーを置くことでモダンな雰囲気に仕立てました。こちらは金帯だけでなく、シルバーや白系の帯もお似合いです。こちらも初釜など、お正月の行事におすすめのきものです。
いかがでしょうか。
昨年から今年にかけて、格式あるきものをまとう場は次々と中止となりました。お祝いの言葉を直接かけられないもどかしさは、多くの方が体験したことでしょう。来年からは慶びを分かち合う場が戻り、この2年ほどのぶんまで華やかな時をお過ごしになれますように。