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2021年3月26日
豪華絢爛…佐賀錦加工の袋帯
おいでやす。
菱健の古川でございます。
商品コラムでは、弊社の季節のおすすめきものをご紹介してまいります。
今回は飾り錦のきもので定評のある佐賀錦を縫い留め、図柄を浮かび上がらせた、大変美しい袋帯をご紹介いたします。
- 飾り佐賀錦加工袋帯 松竹宝尽くし
金箔紙を横に織り込んだ袋帯に、松竹と宝尽くしの図柄を佐賀錦で表現いたしました。竹笹の部分も金彩加工を施しており、より立体感のある帯に仕立てております。おめでたい日にぴったりのきものです。
- 飾り佐賀錦加工袋帯
古典柄がまるで宝石のようにきらめく袋帯。こちらは銀箔をベースにしております。最上級の格が求められる場に、これ以上ない華やぎを添えてくれます。
いかがでしょうか。
佐賀錦はかの地を治めていた鍋島藩の特産品で、皇室のローブデコルテにも使われる最高級品です。一世を風靡した草履バッグをお持ちの方も多いでしょう。
織地の経糸に箔を使うのが佐賀錦の特徴ですが、和紙に箔を貼り、織物用に裁断できる技術を持つ箔屋さんが少なくなっています。
ドレスやきものに小物用の錦を貼る技法は最近取り入れ始めたものですが、もしかするとどんどん希少なものになっていくかもしれません。
今回ご紹介したのは、そんな佐賀錦をふんだんに使った逸品ぞろい。他にない帯を、ぜひ実際にご覧ください。