2016年1月15日

染めをつむぐ技たち(1)図案職人

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は格別のお引き立てを賜り、ありがとうございます。

 

皆さまからのあたたかい励ましの言葉をいただきながら、はんなりLab. も2度目のお正月を迎えることができました。

今年もゆったりとお付き合い下さいませ。

 

さて、2016年第一回目のはんなりLab.は、手描き友禅が完成するまでについても

少しずつお話ししたいと思います。

 

手描き友禅はいくつもの工程に分かれていて、それぞれの工程には

その道のプロフェッショナルな方々がいらっしゃいます。

良いきものは、幾人もの職人さんが心を込めて次の工程へとつなぎ、仕上がるのです。

 

手描き友禅における糊置きの工程を中心に進めている私の研究ですが

糊は、もちろん図柄に沿って置いてゆきます。

今日は友禅の初めの工程、図案職人さんのお話を。

 

図案はその年の流行なども鑑みながら、職人さんと話し合って構想を練り、紙に下絵を描いて作っていきます。

先達たちが残してくれた素晴らしい下絵は、今も大切に保管されており

これらからインスピレーションを得たりしながら、新作のきもの柄は生み出されていきます。

私たちの描いたものが、いつか後世でも「素晴らしい」と言っていただけるものにしたいと

毎回真剣勝負です。

 

図案ができたら白生地に下絵を写し取り、私の研究の中心でもある「糊置き」工程へと移ります。

 

ちなみに、何枚も同じ図案を量産する時は手描きで下絵を写し取るのではなく

版画のような型を作り、「型友禅」という手法で染めることもあります。

(型友禅については以前こちらでお話ししておりますので、ご興味のある方はご覧ください)

 

次回は「糊置き」工程についてです。

 

お楽しみに!

 

posted by hishiken at 13:30 | はんなり研究 |

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